廉価版が発売されたので購入しました。古いアーケードゲームを集めた内容になっています。カプコン クラシックス コレクション中最古のタイトルは1984年ですので23年も昔に戻ります。概要を書いていきます。
古いアーケードゲームということであっけなくゲームオーバーするようになっています。ゲームセンターではプレイごとの料金になるため、家庭用専用とはゲームの基本設計が違ってきます。コンティニューして先に進めるようなら問題ないと考えています。むしろコンティニューし放題という点がアーケードゲームを家庭用で遊ぶ利点に思います。
基本の造りはゲームの本質とも言える操作の巧拙が中心になっていて、最近のゲームのように簡単な操作で魅せる造りにはなっていません。演出面では物足りないかもしれませんが、当時としては力作ぞろいだと思います。操作系の反応も鈍さは感じません。
ゲーム数は22タイトルありますが、手始めに半数ほど動かしてみました。雰囲気を見るだけのつもりでしたが、縦スクロールシューティングの1943改と横スクロールアクションのFinalFightはクリアまで続けてしまいました。
どのタイトルもゲーム展開が単調になりそうなイメージとは裏腹に、意外とやめられなくなります。面白さが上手く動かすという所にあるので、慣れていないやり始めが一番の壁に思います。
当然のように星の数ほどやられっぱなしですが、シリーズ物を順に試してみると、見た目はそれほど変化がないですが新しくなるほど遊びやすくなっていくのが分かります。シリーズ初期ものはシテスムやバランスの不備に近い点もありますので、上達に合わせて逆順にしていくのも一つのやり方かもしれません。
一人黙々と続けているとさすがに飽きが来ますが、設定資料や解説 、BGM、攻略法などの開示ができるスペシャルボーナスがタイトル毎に設定されています。私的にはそれなりにやる気が出ます。条件はスコア何点以上やゲームクリアなどになっています。難易度の変更が出来ますのでなんとかなると思います。
家庭用に作られた超魔界村のみが一人プレイ専用ですが、他のタイトル全てが交互か協力か対戦プレイのどれかに対応となっています。最近のタイトルは一人プレイ専用が多く、ゲームの周りに何人いるのかといったゲーム環境の移り変わりに気付かされます。
多人数だとスーパープレイでも頓死でも盛り上がります。腕前主体のゲームが真価を発揮する場面でもあります。ゲーム側に期待をすると人によっては失望するかもしれませんが、筋書きのないミニドラマがプレイヤー側にあって、勝敗だけではない遊びが楽しかったことを思い出します。