2010年02月07日

ゲームを一瞥(いちべつ)'10初、ハード本体編

今年2010年以降は巷に次世代ゲーム機の話題が増える気配も感じますが、高精彩ゲームを掲げた今世代のゲーム機は中途半端のまま落ち着きそうです。

高精彩ゲームの要件は、画素数増加や画質向上といった解像度関連が本質ではなく、秒間フレーム数、画面効果、描画物体数などのゲームの操作と反応に絡む部分が生命線です。ゲーム内容によって要求水準は天地の開きほど差が出ますが、特に美麗FPS(First Person Shooter)は全ての高精彩要件を必要とするため描画処理に膨大な負荷が掛かります。

据え置きゲーム機各々の描画性能から判断すると高精彩でレンダリング出力する余裕は無い模様で、真に高精彩ゲーム対応を謳うなら仕切り直しは避けられません。次世代機への刷新では、仮に性能上は可能な領域であっても家庭用ゲーム機固有の問題として価格と発熱、本体の大きさといった制約があります。

大雑把には中級下寄りクラスのパソコン用ビデオカード相当なら現実味があります。描画処理が高負荷となるゲーム内容でも、HD(1280x720)画面で秒間60フレーム前後のレンダリング出力が可能な水準です。今世代機並のゲーム仕様であれば見違えるほど滑らかに動作するはずです。

逆を取れば、今世代機では高精彩ゲームの範疇に遠い状態にある訳ですが、プリレンダリング混在などでフルHD(1920x1080)級と誤認させる向きが槍玉に上がる様子はありません。むしろ矛先はグラフィックに肩入れして犠牲にされた部分に向かう事から見て、据え置きゲーム機とはいえ近々には、無理を押してフルHDレンダリングとする程の必要性も描画処理能力も無い環境といえます。

見た目という意味での高精細高画質と画作りは一体ではないので、個人的には旧世代機のグラフィック品質でも極端な不満はありません。依然として今世代を含めた以降の据え置き機には見送り感が漂いますが、性能で劣るWiiから先に刷新されそうなので動向には注目しています。

余談で携帯機にはなりますが、さすがにニンテンドーDSシリーズは多少は解像度強化が必要に思います。2009年に新型のDSi LLが登場し注目しましたが、従来の画素数256x192のまま二画面の液晶を大型化するに留まりました。

今後を視野に入れると、次世代DSの後継プロセッサーと噂されるTegraでは最低でも画素数を854x480は確保できますので、部品性能の面では画素数増加に対応可能です。視認性の問題もあるのでDSi LLの本体サイズは好都合ですが二画面構成と上位互換も含めてどうなるか静観です。



タグ:ゲーム
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2010年02月18日

ゲームを一瞥(いちべつ)'10初、ハード本体PS3特別編

2009年のゲーム機では新PS3が薄型となりました。PS2非互換に変更はなく、時間が経てば新規調達が困難になるPS2環境を担う気配はありません。PS3は前宣伝の割りにはグラフィック性能が今一つということなので、何か難点があるとも取れます。

大雑把な目安ですがデータの取り回しに影響するビデオメモリ帯域は、総量で見るとパソコン用の高性能なビデオカードで100GB/sを軽く超えますが、PS3は22GB/s、PS2で48GB/sです。PS2と比べると元々演算性能は優位ですが、データの取り回しは劣っておりエミュレーションの難点となる可能性はあります。

誇張的な数字が踊るPS3の描画性能は、同等クラスのグラフィックチップGeForce 7600 GTを参考にすると、性能指標となるベンチマークの3DMark06(標準設定、画素数1280x1024)で数値が3〜4000の間程度と推測されます。

今時のパソコン用ビデオカードに照らすと最低クラスとなる位置付けです。最高クラスのビデオカードは数字上で少なくとも5倍以上優位ですので、描画性能面でPS3は比較対象になりません。

現時点での実際の程度は、フルHD(1920x1080)画面での秒間60フレーム以上のレンダリング出力を基準に置くと、ゲーム最高峰であろう描画品質(Crysis,FPS,PC,2007)では最高峰ビデオカード(ATI Radeon HD 5970,2009)でも安定的出力となると及びません。HD(1280x720)画面では良い線まで到達する模様です。

実時間操作が主体のゲームでは秒間フレーム数は重要です。実質のフレーム数は描画の負荷により可変となるため安定性も問われます。60フレーム以上になると文句の出ない滑らかさで画面が変化しますが、30フレームをそれなりに下回ると連続性の粗さが分かる様になりゲーム操作に難が出始めます。条件によっては3D酔いの一因にもなります。

グラフィックの見栄えは誤魔化しが効くとはいえ、ゲーム画面で比較すると雲泥の差です。実際の美麗なゲーム動画を高画質モードにして幾つか見ると圧巻です。動画は低画質モードにリンクしていますが、各所軽戦闘(1920x1080)、各所景観(1680x1050)、密林(1920x1080)、渓谷(1680x1050)、入り江(1680x1050)等の描画品質はほぼ最高設定です。

各々のビデオカードの描画性能は最高クラス中位付近ですが、録画処理の負荷を差し引いても描画処理に余裕は無い模様です。フレーム数は動画設定も関係しますが、低下についてはある程度参考にはなります。

グラフィックの負荷は設定次第で大きく変わります。描画性能が最低クラスでも画面を美麗(1024x768)にすることはできますが、秒間フレーム数が低下して操作難となりゲームとしては破綻します。画素数と描画品質を幾つか下げれば程々のグラフィック(800x600)を保ちつつも操作性を確保できます。

描画性能がほぼ同等のPS3も状況は同様です。描画負荷を下げる場合でもゲームとしてできる限り維持すべきは、見栄えではなくゲーム内容に直結する物理演算や光源処理、気象効果のようなグラフィック要素です。ゲーム状況が能動的、受動的に刻一刻と変わることで、プレイヤーの進め方も一辺倒では無くなりゲームならではの面白さが引き立つはずです。

物理演算等に援用できそうなCPUを搭載しながら活かせず、基幹の描画性能も削るPS3のグラフィック周りの仕様の甘さは、高精彩ゲームの追求は優先せずフルHD動画で手を打った表れに見えます。動画再生に過ぎないプリレンダリングに頼るなら、長時間の動画を収める大容量メディアが必要になります。高コストにも構わずブルーレイ搭載を推し進めた意図の一面も浮上します。

PS3で高精彩ゲームを鼓舞するには性能面で時期尚早だった訳ですが、はったり的なPS3の前宣伝を埋め合わせる必要もあったのでしょう。元々ゲームとムービーを折衷したゲームービーともいうべき某タイトルがブルーレイゲームの完成絵図となることは既定だった様に思います。

タグ:ゲーム 動画
posted by 台場一 at 00:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本体タイトル調べ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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